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妊活力を高める食べ方

妊娠のために「バランスよく食べる」って?

バランスの良い食事
バランスの良い食事の基本は「3つの皿」です。3つとは「主食、主菜、副菜」です。主食はごはんやパンなどの炭水化物。これは人間の身体を動かす元となるので、妊娠という多大なエネルギーを要するイベントに臨むにはまず摂っていただきたい栄養素です。そして主菜は「おかず」。ハンバーグ、肉じゃが、アジの干物、魚のソテーなどそれこそ星の数ほどバリエーションがありますよね。お母さんの、そして赤ちゃんの体を作る大事な元となるたんぱく質が摂れます。それにもう一つ、「副菜」を添えればビタミン、ミネラルが摂れ、妊活としてはかなりの高得点です。ヒジキの煮物、サラダ、青菜のおひたしなど野菜や海藻類、キノコが摂れるものであれば何でも構いません。
この「主・主・副」の3つのお皿を意識するか、1つのお皿でもこれらが入ったものにすればバランスの良い食事になります。

食事に自信がないので、サプリメントを摂ってもいいですか?

サプリメント
添加物も同時に摂ってしまうので、やはり食事から栄養を摂るのがベスト!

 妊活のために食事に注意するのは素晴らしいことですし、「食事に問題あるかな」と意識された方はサプリメントを取り入れたくなるかもしれません。ですが、基本的にはなるべくサプリに頼らず、食事での妊活をしていただきたい、というのが正解でしょう。
 
 というのも、日本で手に入るサプリメントが玉石混交だからです。もちろんいいものもありますが、クオリティーがいいとは言えないものも巷にあふれているのです! 必要な成分がどの程度入っているのか、何から抽出されたものなのか、凝固剤やカプセルには何を使っているのかなど、わからないサプリメントが多いですよね。栄養を補いたいだけなのに、添加物までバッチリ摂っていた、、、なんてことにもなりかねません。
 
 また、その方にそのサプリが合っているのかもわかりませんよね。日本では「納豆が体にいい!」なんてテレビで報道されるとスーパーの棚から姿を消すほど売れたり、「友達がこれで妊娠したから」なんて同じサプリメントを摂ったりする方が多いですが、そういった「人がいいと言ったから」というのは何の根拠にもなりません。そのサプリメントは、あなたの体やライフスタイルに必要なものでしょうか?

 例えばアメリカでは、妊娠した方や妊活中の方が婦人科に行くと、妊婦用のサプリメントを処方してくれます。そういったものは素性が明らかですし、オーガニックの原料を使うなど品質にかなりのこだわりがあります。それらと比べた時に、一般の方が自己判断で日本でサプリメントを買うのはかなりのリスクがあるな、というのが私の実感です。

 ビタミンDやEは妊活に必要な栄養素ですが、サプリで摂取すると摂りすぎになってしまう危険があるのです。というのもビタミンDやEは脂溶性(=油に溶ける)のビタミンなので、摂りすぎた時に尿などで排泄されず、体内に蓄えられてしまうからです。その蓄積でトラブルを招いてしまうことがあるので、自己判断でのサプリメントの摂取はお勧めできません。
 たとえば貧血などのはっきりした自覚症状があれば医師にかかれば、鉄材などの処方が出るでしょう。そこまでのトラブルが無いのであれば、日々の食事を少しづつ改善して必要な栄養素を摂っていくことが大切です!

野菜ジュースを飲んでるからOKですよね?

野菜ジュース
市販の野菜ジュースは野菜をとったことにはなりません!

 市販の野菜ジュースを見ると「1日分の野菜がとれる」とか「~種類のビタミン入り」といったうたい文句が踊っていますよね。野菜不足の人なら、こういった野菜ジュースで補いたいと思ってしまうのもよくわかります。
 ただ、こういった表示はその素材がフレッシュな状態で測ったものの総和です。その後、素材は細かく刻まれてドロドロになったり加熱して形を変えているので、フレッシュな状態の栄養がそのままキープされているとは考えにくいわけです。実際、栄養は損なわれていると思われます。製品がどれだけ丁寧に作られているかによっても変わってきますが、市販の野菜ジュースは野菜の代わりにはならないと心してください。
 市販の野菜ジュースを飲むことでつじつまが合ったと思ったり、食事代わりにしてしまうのはむしろ逆効果。野菜そのもの、果物そのものをとるのとは全く違いますので、頼りにしないことです。

甘い物が大好き。他の栄養もキチンと取っていれば大丈夫ですよね?

チョコレート
イライラやホルモンバランスにも影響が。間食は捕食として考えて!

まず覚えておいていただきたいのは、白砂糖は妊活中の女性にとって出来るだけ避けてほしい食品だということ。白砂糖は血糖値を急激に上げますが、そういった急上昇を繰り返しているとイライラしたりホルモンの分泌がアンバランスになってきますし、その結果卵巣にも影響が。おやつなど甘い物を食べるなとは言いませんが、間食はあくまで食事を補う物=捕食だと考えて選ぶのが賢い妊活です。

例えばビタミンEが豊富なナッツをつまむ。甘い物が欲しければ、食物繊維やビタミン、ミネラルもたっぷりの果物を取ったり、ヨーグルトなどでタンパク質や乳酸菌を取るのも良いですよね。「栄養はほとんどない、ただの甘い物」を摂るのではなく、せっかく食べるのなら栄養も摂れるお得な物を選ぶこと。

大量にお菓子で砂糖を取っていた患者さんが、砂糖をやめることで「疲れにくくなった!」「身体が軽い」といった報告をしてくれたこともしばしばです。そのかいあってか、妊娠した方も少なくありません。おやつを食べるなら砂糖入りの物はやめて、素材そのものの甘さを楽しむ物に切り替えましょう!

新広漢方治療院

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【住所】 〒737-0114
広島県呉市広文化町5-1

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火・木・土 9:30~19:00

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